脱「学芸会?」

国会でも、官僚が大臣の答弁を作ってくれるということだ。

官僚事前聴取

 

それでも、予算委員会なんかには、緊迫感がある。

予算委員会は、一問一答式である。

しかし市議会には緊迫感がない。

その原因は、市議会は、一括質問・回答式に問題がある。

すなわち

一括質問・回答式で質問取りがあると

市議会には緊迫感がなくなる。

例えば、朝霞市議会では

質問25分

回答(市側)

再質問25分

回答(市側)

再々質問25分

回答(市側)

質問も回答も一括方式でやるのである。

(ところで、今市議会に一問一答式の導入を検討してほしい旨の

請願が出されている。これは緊張感ある市議会を目指すものだ。

全会派、当然に賛成されると思ったが、

そうではない。)

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地方議会の「質問取り」について元鳥取県知事の

片山氏が次のように言っている。

(片山前鳥取県知事 講演要旨抜粋)

地方議会を全て観て回ったわけではないので、断定はできないが、

その現状は「かなりひどい」と言って差し支えない。

議会は何のためにあるのか、そして、誰のために仕事をするのか、

ということを忘れているの地方議会、特に都道府県議会で顕著だが、

多くの議会では「八百長」と「学芸会」をやっている。

「八百長」というのは、「結論」がすでに決まっているということだ。

「学芸会」というのは、シナリオ通りセリフが決まっているということだ。

質問も答弁も、再質問すらも原稿ができている。

議員も執行部もそれを読むだけ。

そういう意味では、セリフすら覚えていないから、

「学芸会以下」と言ってもよいかもしれない。

(なお、片山氏は北海道議会が、八百長」「学芸会」の典型と発言

したところ、北海道議会から抗議を受けた。)

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朝霞市議会はどうであろうか。

弁護士の会合である市の弁護出身の市長は

一切原稿無しに六法全書だけで答弁していたそうだ。

真相を確かめたいと思っている。

(なお、私は原則として原稿を読み上げずに、

質問では議員のみなさんと傍聴されている方々に

再質問、再々質問では、市長等の執行部のみなさんの

お顔をf見ながら質問をしている。)